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外国人と一緒に仕事をするのが当たり前の時代がやってきた

あらゆるビジネスが世界とつながる今日、規模を問わず日本企業もグローバルとの関わりはますます強くなってきている。今後はドメスティックなビジネスの場においても、これまでには考えなかったようなグローバル対応が求められるようになっていくだろう。

特に、日本では人口減少のあおりを受けて進む人手不足が喫緊の課題となっている。どんな業界でも、外国人スタッフの起用が進んでいる、と感じる機会は少なくないものだ。政府もこのところ、外国人労働者の受け入れについては非常に積極的に発言していることから、そうした流れは今後ますます加速していくと推察される。

参考:新たな外国人材受入れ制度の検討経緯及び概要(経産省)

http://www.meti.go.jp/press/2018/07/20180712005/20180712005-1.pdf

菅官房長官「十数業種が要望」、外国人労働者の新在留資格(日経新聞、2018/9/26 17:30)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3577352026092018PP8000/

実際に、経済産業省が発表した「『外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成29年10月末現在)』によると、外国人労働者数は約128万人。届出義務化以来、過去最高を更新しているとのことだ。

これは、業種の区別なく、周囲に外国人スタッフがいる状況が「当たり前」になりつつあることの証左であり、それを前提に物事を進めなければ実情に合わなくなっていく、という未来を予測させる。

特に、IT分野や医療、介護分野などの現場では、高度な技術・知識を持つ人材(いわゆる高度外国人材)を受け入れる機会が確実に増えていくとされる。そういった状況を考えた時、労務管理、勤怠管理といった点では、どのような対応が必要になってくるだろうか?

勤怠や労務管理のシステムの言語対応について考える

外国人労働者を受け入れるにあたって、労務管理はもちろんだが、それを実行するためのシステムにも目を向ける必要があるだろう。特に、大手企業にありがちな、自社で勤怠管理システムをスクラッチで構築している場合は厄介なことになるかもしれない。

英語だけで良いか? そして、その英語は本当に役立つか?

「自社の勤怠管理システムには、しっかりとしたマニュアルがある」と考える企業もあるだろう。だが、当然ながら日本語で書かれた操作マニュアルはまったく役に立たないだろうし、漢字・ひらがなで書かれたものは漢字圏のスタッフでも混乱すると予想される。

他方、英語のマニュアルや表記があったとしても、それが彼らに理解可能であるか、しっかりと検証すべきだ。和製英語ではなくとも、そもそも文化的習慣や働き方、商習慣が異なるので「文章としては読み下せるけど、結局どういうことだ? この言葉がなにを指しているのかピンとこない」といった齟齬が生じるおそれは十分ある。

エンドユーザーだけではない。システムを管理する側も、労基法に関する文章を翻訳したものが「本当に正しいものか」チェックすることは難しいかもしれない。自社の就業規則や勤怠管理にまつわる法令遵守のガイドラインなどが加わると、ハードルはより高まる。

TeamSpiritなら安心して英語対応できる

多彩なバックグラウンドを持つスタッフがしっかりと働ける環境、そして、彼らをきちんとマネジメントできる環境を実現する、という課題に対して、ITのチカラを使って解決を図った企業がある。株式会社エボニックジャパンだ。

同社は、外資系企業が特有の「日本語を母国語としないスタッフがマネジメントの立場にいる」という状況で、「TeamSpirit」の勤怠管理機能や「TeamSpirit Leaders」のシフト管理機能を導入。複雑な労務管理に成功している。

※株式会社エボニックジャパン様事例紹介

https://www.teamspirit.co.jp/case/evonik.html

導入の経緯等はぜひ事例にてご覧いただきたいが、デフォルトで英語対応が可能な「TeamSpirit」は、導入コストやリソースを最低限に抑えることに貢献している。また、インターフェースが直感的であることから、英語表記が正確に理解できなくても利用できた、との意見も見られる。

Salesforce.comのアプリケーションである強み

グローバル化による対応は、現場にのみ必要なことではない。若干、レイヤーは異なるが、たとえば海外の企業との業務提携や共同プロジェクト等を進める際、企業の基幹系システムを連携させたり同期する必要に迫られた場合を想像してみよう。

予実管理や工数管理等を一体化させ、プロジェクト全体の管理を行なうとする。

もし、親和性が高く、連携しやすいシステムであれば、リソースもコストも低く抑えながら、スムーズにシナジーを高めることができるはずだ。しかし、どちらかが独自規格のシステムでは、そうもいかなくなってくる。

せっかく手を取り合って業務を推進していこう、との方向性が整えられても、システム連携のために膨大なコストとリソースを投入することになれば、経営計画を見直す必要に迫られることもあるかもしれない。これは、業績と直結する経営リスクとも考えられよう。

だが、「TeamSpirit」なら、その心配は少なくできるかもしれない。それというのも、基盤となるクラウド環境はセールスフォース・ドットコムのForce.comを採用しているからだ。

セールスフォースが、広くグローバル展開しているシステムであることは周知の通りだ。世界各国の一流企業で基幹システムとして採用されており、もはやビジネスシーンになくてはならない存在となっている。これを基盤している「TeamSpirit」だからできることは非常に多い。世界でも最高水準のセキュリティレベルを誇る点も見逃せない部分だろう。

グローバル化に対応できる管理システムの導入を検討しよう

近い将来、日本においても日本語を母国語としない外国人スタッフが、隣の席に座って一緒に仕事をする日が当たり前になることだろう。そういった時代を見据えると、勤怠管理やプロジェクト管理などを司る基幹システムの英語化対応は、今から避けて通れない課題のひとつだと言える。

特に、M&Aや企業買収をしたりされたりする可能性がある企業なら、グローバルスタンダードに合わせておく方が利点は多いはずだ。

いつでも置かれた状況に柔軟に対応し、創造的にビジネスを切り開くためにも、それに見合う環境の構築を検討するのに「早すぎる」ことはない。